ナタ豆の毒性について・・・
2008/10/01 12:07【ナタ豆の毒性について】
(注意) ナタ豆・・・ここでは赤ナタ豆を指します。
【中毒症状】
食後30分~数時間以内に発生すると言われています。
*胃腸の粘膜に強い刺激を与える出血性炎症
*胃の不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまい、動悸、冷や汗、
寒気、手足の冷え、手足のしびれなどの症状が出ます。
*重度中毒の人は吐血や溶血性貧血を起こすこともあります。
しかしながら、中毒期間は短く、大抵1日~2日で回復し、死に至ることはありません。
吐しゃの激しい人は、ブドウ糖塩水とビタミンCの静脈点滴などで毒素排泄を促し、
脱水を防ぐと良くなるので、お医者さんに行って「ナタ豆を食べました」と言って下さい。
【中毒症状の原因と回避方法】
<加熱不足>・・・100度以上で、充分に行う必要がある。
<熟した豆>・・・熟し大きくなった豆に毒素が多く含まれる。
*熟した豆を食べる場合、充分すぎる水洗いと、茹でこぼし、長時間の熱処理をする。
<特定の患者>・・白血病や腎臓病などの患者は食べるのを避ける。
ただ、ここでしっかり覚えて頂きたいのは・・・
1.「毒性があるから怖い植物」ではなく、取り扱いに注意すれば、怖い植物ではありません。
2.毒性と薬は紙一重です。良いからと言って、多食するのは避けましょう。
3.ちゃんと処理をして、しっかり加熱すると、とても美味しい植物です。
上手に育てて、上手に食べる・・・これも楽しみの一つですね。(o^^o) ウフ
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